<Header>
<Author: 高適>
<Title: 塞上聞吹笛>
<Format: 七言絕句>
<Year: 1965>
<BookName: 唐詩選　下>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 塞上（さいじゃう）、吹笛（すいてき）を聞（き）く>
<BookPage: 303>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
雪淨遥胡天牧馬還，
月明羌笛戍樓閒。
借問梅花何處落，
風吹一夜滿關山。
<End Poem>
<Translation>
雪が降り積もって淨らにえている胡國の空の下で、放牧の馬を追いたてて歸ってくると、月はさやかに照っており、胡人の吹く笛の音が、とりでの物見やぐらのあたりから聞こえてくる。落梅花の曲だ。さて、これは、ちょっとお尋ねしたい。このいやはての北國に梅の木など一本もないのに、どこから梅の花など散り落ちてくるだろう。いや確かに梅の花が風に吹かれて、ひらひらと、一夜、國境の山々に滿ちあふれているではないか。
<End Translation>
<Formatted Translation>
雪が降り積もって淨らにえている胡國の空の下で、放牧の馬を追いたてて歸ってくると、
月はさやかに照っており、胡人の吹く笛の音が、とりでの物見やぐらのあたりから聞こえてくる。
落梅花の曲だ。さて、これは、ちょっとお尋ねしたい。このいやはての北國に梅の木など一本もないのに、どこから梅の花など散り落ちてくるだろう。
いや確かに梅の花が風に吹かれて、ひらひらと、一夜、國境の山々に滿ちあふれているではないか。
<End Formatted Translation>